東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内、日々の随想なども随時投稿します。
2016年09月30日 (金) | 編集 |
最下位の管理職の役職名(肩書)に使われているManager が日本語では一般に「課長」だとすると、その上のSenior Manager はさしずめ「部長」か「次長」あたりに相当します。もっとも、肩書というものは組織によって千差万別ですので、特に指定がなければカタカナ語で「シニアマネージャー」または「上級マネージャー」と訳しておくのが無難な線でしょう(カタカナ語にやたらと頼るのもどうかと思いますが、元の英語がすぐに分かるという利点はあります)。

手元の辞書の中にはこの訳語として「上級支配人」を掲げているものがありますが、そのような肩書はほとんど聞いたことがありません。業界によってはそういう呼び方もあるのかもしれませんが、一般的な訳語としては避けたほうがいいと思います。

2016年09月29日 (木) | 編集 |
このブログからリンクしているホームページではこれまで新著『英語で夢を見る楽しみ』の販売のみを行ってまいりましたが、このたび手元にある拙著・拙訳の在庫を整理するため、遅まきながら初めてYahooオークション(ヤフオク)に出品しました (^^ゞ

著者または訳者としての立場上、古い本でも(割引無しの)定価販売となりますが、もし入手ご希望の方がいらしたら出品者(yoshi_urade)のページでお求めください。新著と同様、ご希望の方には著者/訳者としてサインを入れてお届けします。なお在庫僅少のため、品切れの際はどうぞご容赦ください。オークション(競売)ではなく定価販売(先売り御免)で、10月6日午後9時頃まで受け付けております(在庫があれば後日改めて出品する予定です)。皆様のご利用をお待ちしております。

2016年09月29日 (木) | 編集 |
life and chemical sciences という学問分野を見かけました。後ろが sciences と複数形になっているところに注目すると、これは単一の学問分野ではなくて「ライフサイエンス(生命科学)」「化学」の両者を指しているものと考えられます。life science は(文脈にもよりますが)近頃ではカタカナ語を好む向きが多いようです。少し長くなりますが「ライフサイエンス・化学」(ライフサイエンスと化学)と訳しておいたほうが間違いありません。英語では chemistry and life science のほうがよく使われているようです。

ネットで検索したら、日本の大学では学科名に「生命化学」を用いているところがあります。英語表記を見ると下のようになっているので、これは「生命科学と化学」を短縮したものではないかと思います。

(例) Department of Chemistry and Life Science (生命化学科)

2016年09月28日 (水) | 編集 |
先日掲載した「当ブログの執筆編集方針の変更」に伴い、かつ「当ブログの執筆編集方針の変更に伴い改題」したのを機会に、当ブログの体裁を一新しました。

それにより、これまで右列にあった項目(プラグイン)の多くは左列に移り、右列には新たに広告などを掲載します。3列構成となった関係でブログ全体の表示幅がやや増えています(1,000 px)ので、これまでよりブラウザーの横幅を少し広げてご覧ください。慣れるまで多少お手間をおかけすると思いますが、何卒宜しくご理解ご協力を賜りますようにお願い申し上げます<(_ _)>

2016年09月28日 (水) | 編集 |
 インターネットであれこれ見ていると面白い偶然の一致を見ることがある。

 家電メーカー某社の宣伝動画の冒頭に「匠」の一字が大きく出ているのをたまたま見かけた私は、2001年に上梓した拙著『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)にそれと同じ漢字を使ったプレゼンテーションの例を掲げたのを思い出した。その一節は下記の通り。

 プレゼン当日。彼女は簡単に自己紹介をすると、「匠」という文字を大きく書いたシートを投影して、おもむろにこう切り出した。
 「これは日本で使われている漢字で、『たくみ』と読みます。(中略) この国ではかつて、熟練した技を誇る職人たちをこう呼んでいました。CAD/CAM(コンピュータ支援設計/製造)が進んでいる現在、熟練技能工に頼る部分は少なくなっています。しかし、モノつくりを大切にする当社では、『匠』が持つ技術や知恵を大切に受け継いでいきたいと考えています。」

(『英語屋さんの虎ノ巻』 pp.145-146)

 なお、「匠」という文字を使ったこのプレゼンテーションは、その本の執筆中に私が適当に考えたもので、実際にこの漢字を使ってプレゼンをしたことはない。今回偶然にもそれと同じ「匠」という文字で始まる宣伝映像をネットで見かけて、世間には自分と同じ発想をする人がいるものだと妙に感心した。かつて自分の著書に書いたアイデアが実現したと思えば、別に悪い気はしない。このような偶然の一致を見つけるのは本の著者である私くらいしかいないと思い、ここに書き留めておくことにした。

【参考】 ラムダッシュ彦根工場の匠 イントロ【パナソニック公式】(2016.09.14) (@YouTube)



 『英語屋さんの虎ノ巻』は電子書籍でもお読みいただけます。