『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 寄稿者のブログです。往年のベストセラー『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』と『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)はKindle (Amazon)などの電子書籍でお読みいただけますので引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。2008年7月から10年余りにわたって実務翻訳で見つけた訳語を「なるほど!訳語発見 ~英語翻訳の現場から」と題してこのブログに載せてまいりましたが、思うところがあり2018年8月に改題しました。
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2018年09月04日 (火) | 編集 |
グーグルホーム(Google Home)やアマゾンエコー(Amazon Echo, 写真上)などのスマートスピーカー(AIスピーカー、既出記事参照)を起動するときに発する「オッケーグーグル(OK Google)」とか「アレクサ(Alexa)」という言葉を一般(普通)名詞でどう言うのか調べてみたところ、英語ではhotword, wake word, trigger word など、日本語では「ウェイクワード」「起動ワード」「呼び名」「呼びかけ」などとまちまちですが、現時点では日英いずれも「ウェイクワード」(wake word)が優勢です。

Amazon Echoのヘルプサイトを見たところ「ウェイクワード」と呼んでいました(Googleのヘルプサイトには「話しかける」としか書いていない)。日本語の「ホットワード」(HOTワード)はツイッターなどのSNSで最近よく検索される言葉という意味で使うことが多いからでしょうか、ウェイクワードの意味ではあまり使われていないようです。

前述のヘルプサイトを見ると、選択可能なウェイクワードのひとつに「コンピューター」(Computer)があります。私などは往年のSFテレビドラマ 『スタートレック』(放送当時の邦題 『宇宙大作戦』)を思い出します。スマートスピーカーどころかパソコンさえまだ姿形も無かった1960年代に、音声認識機能を搭載したコンピューターにこう呼びかけて起動する場面がありました。当時のSF物の先見性に改めて感嘆します。

最近はLEDディスプレイを搭載したスマートスピーカーも出ています(Echo Spot, 写真下)。昔ながらのパソコンしか持っていない私自身はまだ使っていませんが、使い道を想像するだけで胸躍ります。

(写真はいずれもAmazonのスマートスピーカー。リンク先はAmazon)
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2017年12月14日 (木) | 編集 |
先日ツイッターに追加された新機能「スレッド」(thread)について、最初見た報道では「内容が連続する複数のツイートを一度に投稿する」(Yahoo!ニュース)と説明されていましたが、実際に使ってみたところ、「リプライ」ボタンをクリックすると前に作ったスレッドに後から別のツイートを追加できると分かりました。なおツイッターのヘルプサイトには「Twitterのスレッド機能を使うと、複数のツイートをつなげて投稿することができます。複数のツイートをスレッドにまとめることで、文脈をはっきりさせたり、新しい情報を追加したり、話題を展開させたりできます」と説明されていました(スレッドの使い方については上記のヘルプサイトをクリックするとご覧になれます)。

「2ちゃんねる」のような形式の電子掲示板(BBS)ではスレッドの下に関連するコメントをつけていくようになっています。ツイッターでも前からリプライをつけることによってそのような使い方ができましたが、今回新たに「+」ボタンを追加して最初から複数のツイートを同時に投稿できるようにした上で、改めて「スレッド」という名称をつけたものと思われます。これによってスレッドという言葉がBBSユーザー以外にも広まっていくかもしれません。
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2017年12月12日 (火) | 編集 |
「オッケーグーグル!」とか「アレクサ!」と話しかけると音楽の再生や家電の操作ができるスピーカー製品をテレビCMで最近よく見かけます。例によって新商品の類に疎い私はあの類のスピーカーを何と言うのか最近まで知らなかったのですが、調べてみたところ総称(普通名詞)としては「スマートスピーカー」 (smart speaker)が広く使われています。日本語では「AIスピーカー」も使われていますが、スピーカーそれ自体にAI(人工知能)が搭載されているわけではありませんから、実態を表していないという考え方もあるようです。

Google Assistant とか Alexa というのは搭載されている音声アシスタントの名称であって、スピーカーの商品名ではないことも最近になって知りました。前者のスピーカーは Google Home (グーグルホーム)、後者は Amazon Echo (アマゾンエコー、写真)と言うそうです。

参考: Amazon EchoもGoogle Homeも「AIスピーカー」ではなく「スマートスピーカー」だ  〔ロボスタ〕
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2017年06月26日 (月) | 編集 |
orthorectification は「正射投影化」(正射[投影]変換)のことですが、手元の辞書にはありませんでした。空中写真などを正射投影画像に変換する意味では「オルソ補正」という専門用語が広く使われているようです。

どういうものかについては私は不案内なので下記サイトの説明をご覧ください。

〔参考サイト〕 オルソ画像について(国土地理院)
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2016年10月28日 (金) | 編集 |
QRコードは日本発の技術で、デンソーの登録商標なのだとか。固有名詞ですから英訳もそのまま QR codeで良いのでしょうが、問題はそれがどういうものか読み手が知っているかどうか。 two-dimensional code (2次元コード)とか a type of matrix code (マトリックスコードの一種)という言い換えもあるようですが、そういうものだという予備知識が読み手に無ければいずれも通じないでしょう。

ネットで検索してみるとsquare barcode (正方形のバーコード)と呼んでいる例が多数見つかりました。正しい言い方ではないかもしれませんが、これなら知らない人でも想像がつきそうです。

ちなみにQRは quick response の略だそうですが、私は本稿を書くにあたって調べるまで知りませんでした。quick response codeなどと書くと、かえって通じないかもしれません。

〔参考〕 What is a QR code? (英国の解説サイト)
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