東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年12月15日 (木) | 編集 |
今朝テレビのチャンネルを回していたら、BSで「奥さまは魔女」を放送していました。なんでもこのドラマが日本で初めて放送されてから今年で50周年を迎えた記念にシーズン1を一挙放送するのだとか(詳しくはBS朝日「奥さまは魔女」番組公式サイト参照)

この「奥さまは魔女」は私が子供の頃から何度も再放送で見てきたアメリカのテレビホームコメディ(sitcom)で、おそらく私より上のテレビっ子世代ならそのタイトルくらいは知っていると思います(このドラマを知らない若い世代向けにはその旨注記しておく必要がありそうです)。私が田舎で見ていた当時はなぜか「へんしん!サマンサ」というタイトルで再放送されていた記憶があります(サマンサはこのドラマの主役である魔女の奥さまの名前。夕方5時頃の放送だったので子供向けに変えたのかもしれません)。
 

英語の原題が Bewitched だということは大人になってから知りました。ちなみに bewitched を手元の辞書を引くと「魔法にかかった」「化かされた」などとありますが、文脈によっては「憑(と)りつかれた」という日本語がよく当てはまると思います。良い意味では「魅せられた」と訳すことがありますが、このテレビドラマのタイトルもたぶん両様に取れるのでしょう。

余談ですが、このドラマを見ているとつい目にとまるのがスティーブンス家の玄関ドア脇のテーブルの上にある燭台(たしかリビングルームにもあったような…)。外見はユダヤ教で用いるメノーラ(menorah, 写真参照)のようで、わざわざ目につくところに置いているのは、夫ダーリン・スティーブンスがユダヤ教徒だということを暗示しているのかとつい余計な勘繰りをしてしまいます。キリスト教徒の家に魔女が住む設定は避けたかったのか?…と憶測してネットで検索しましたが、ダーリンがユダヤ系かどうかについての見方はどうやら人それぞれのようです。私が記憶する限りスティーブンス家ではクリスマスも普通に祝っていましたので、そう考えるとあの燭台に深い意味はなかったのかもしれません。


「奥さまは魔女」オープニング/クロージングクレジット(YouTube動画)
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2016年10月25日 (火) | 編集 |
「再現する」という意味の英語の動詞には reproduce がありますが、これは同じもの(複製など)を作るという意味です。「リアルに再現した」が単に「本物らしく見えるように設計(製作)された」という意味なら、[be] designed (made) to look real とか that looks real と訳せば十分でしょう。~to look realistic, to give a realistic look という言い方もあります。

(例) a gun made to look real (本物らしく見えるように作ってある銃)
    a smock-up that looks real (本物っぽく見える模型、リアルに再現した模型)
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2016年10月05日 (水) | 編集 |
『財界』誌(2016年10月18日号)掲載の拙コラム「英語で夢を見る楽しみ」第367回 Doomsday(世界最後の日)では、米ソ冷戦たけなわだった時代にフィクション映画に登場した doomsday machine (doomsday device)に触れています。ざっと検索したところ、これに当たる日本語訳は「世界破滅装置」「人類絶滅装置」などとあります。SFではこれを「[人類]最終兵器」とか「終末兵器」とも呼んでいるようで、意訳としてはそれでいいと思いますが、「最終兵器」はdoomsday machineとは違った(単に「最後の手段」という)意味で使われることもありますので要注意です。読み手それと知っていることを前提とした文脈では「ドゥームズデイマシ[ー]ン」「ドゥームズデイデバイス」とカタカナ語を使うこともあるようです。

改めて調べたところ、この言葉は米国の未来学者ハーマン・カーン(Herman Kahn, ハドソン研究所の創設者)が著書『熱核戦争論』(On Thermonuclear War, 1960年) で提唱したものらしく、その数年後に映画『博士の異常な愛情』 (原題 Dr. Strangelove [注*], 1964年公開)に、核攻撃を受けると自動的に報復して全人類を滅亡させてしまう装置として登場しました。米ソ核戦争の勃発をブラックユーモアたっぷりに描いたこの映画では「皆殺し装置」と(おそらく滑稽に見えるように)訳されていたようです。私が子供時代によく見ていたSFテレビドラマ『スター・トレック』(Star Trek, 放送時の邦題『宇宙大作戦』)に登場した惑星全体を飲み込む巨大な怪物もこの言葉で表現されていました。

[注*] 正式な題名は 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』 (Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)。長すぎるので通常このように略称で呼ばれている。

 
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2016年09月22日 (木) | 編集 |
『財界』誌(2016年10月4日号)掲載の拙コラム「英語で夢を見る楽しみ」第366回 Wish list(欲しいものリスト)でも言及しましたが、「死ぬまでにやりたいことのリスト」という意味で使われる bucket list という英語表現があります。私はこの言葉を題名に冠したアメリカ映画 The Bucket List (邦題最高の人生の見つけ方 [DVD]2007年公開)を見るまで知りませんでした。

日本語のやまと言葉や漢語にはこれに相当する端的な言葉が見当たらず、その意味を知らない読み手を想定するなら、少し長くなりますが「死ぬまでにやりたいことのリスト」と説明調で訳すのがいいようです。読み手がそれと知っているという前提なら「バケツリスト」や「バケットリスト」とカタカナ語にしても通じるかもしれません。ネットであれこれ調べてみたら、映画の字幕などで「棺桶リスト」(棺おけリスト)と訳した例もあるようですが(字幕の場合は字数に制限があるので仕方が無いのかもしれませんが)、これも一般に通じる日本語ではありませんし、説明されないと何のことかわかりません。

さてその映画、前半では二人の珍道中がユーモアたっぷりに描かれていますが、後半では涙を誘い、結末に向かって人生で本当に大切なものは何かを考えさせてくれました。人生の折り返し点をとうに越えた今の私には感じ入るところの多い作品でした。


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2016年03月08日 (火) | 編集 |
alternative reality はSF(sci-fi, 空想科学小説)でいう「パラレルワールド」の意味で使われていることがよくあります。SFにはあまり馴染みのない一般向きには「架空の世界」「別の現実[世界]」などと訳すといいでしょう。
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