『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 寄稿者のブログです。往年のベストセラー『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』と『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)はKindle (Amazon)などの電子書籍でお読みいただけますので引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。2008年7月から10年余りにわたって実務翻訳で見つけた訳語を「なるほど!訳語発見 ~英語翻訳の現場から」と題してこのブログに載せてまいりましたが、思うところがあり2018年8月に改題しました。
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2019年10月21日 (月) | 編集 |
手元の辞書を引くと、亡くなった人に勲章を与えるという意味で「追叙」(posthumous honor)という言葉が出てきます。これをGoogleに入れてみると、検索結果数は多いのですが、どちらかというと外国や過去に関する用例が多く、今日の日本語ではあまり使われていないようです。「没後叙勲」または「死後叙勲」のほうが一般には通じやすいと思います。

なお賞勲局のホームページで調べたところ、公式には「死亡叙勲」と呼ばれています。死亡時に叙勲申請するためでしょうが、日常語としてはほとんど見かけず、自分で使うにはちょっと違和感があります。

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2019年09月02日 (月) | 編集 |
辞書でよく見かけるprotesterの訳語は「抗議者」「抗議する人」ですが、この言葉は街頭に繰り出して抗議運動を繰り広げる人々を指してよく複数形(protesters)で使われており、その場合は日本語では普通「[抗議]デモ参加者」とか「デモ隊」と言います。Googleで検索してみると、報道記事ではprotestersのほうがdemonstratorsよりも頻繁に使われていることが分かります(たぶん後者より短いので見出しなどに使いやすいからでしょう)。

(例) pro-democracy protesters (民主主義支持デモ参加者)
    anti-government protesters (反政府デモ参加者、反政府デモ隊)
    Hong Kong police were seen beating protesters
    (香港警察がデモ参加者を殴打しているのが目撃された)



映像出所: Guardian News― 2019/08/31 公開 @YouTube
※過激な暴力場面がありますので視聴の際はご注意ください。

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2019年08月28日 (水) | 編集 |
催涙ガスは英語では一般にtear gasと呼ばれています。英文報道では警察がデモ隊を駆逐するのに使うそれを riot gas (暴徒鎮圧用ガス)と言い換えている例を見かけますが、日本語ではそれも普通の文脈では「催涙ガス」と呼んでいます。

(例) tear gas canister (催涙[ガス]弾)
    tear gas gun (催涙ガス銃)

なお、個人が護身用に携行する缶入りの刺激性液体スプレーを英語では普通pepper sprayと言います。日本語にそのまま訳せば「唐辛子スプレー」ですが、「催涙スプレー」と呼んだほうが分かりやすいと思います。

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2019年08月07日 (水) | 編集 |
ブログやSNSの普及により不適切な行為や発言が集中的な非難に晒される機会が増えるに伴い、そのことを「炎上する」と言うようになりましたが、私が若かりし昭和時代にはこの言葉をその意味では使わなかったように記憶しています。手元の古い辞書で「炎上」という言葉を引いてみると、この意味も用例も出ていません。昔はその意味でよく「集中砲火を浴びる」と言ったものですが、私を含めて日本人の多くが戦争体験から遠のいたせいか、今日ではあまり見かけなくなりました。いずれにせよ英語ではcome under fire (be under fire)で通じると思います。ネットで検索すると下記のような用例が見られます。

(例) he came under fire for his comments (彼のコメントが炎上した/非難の集中砲火を浴びた)
    the tweet under fire (炎上中のツイート)

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2019年07月11日 (木) | 編集 |
社会から隔絶した生活を送る人々のことを指す「引きこもり」(ひきこもり)という日本語は今でこそ誰でも知っている言葉ですが、手元の古い辞書には出ていません。それに似たような生活を送っている人のことは昔から「世捨て人」とか「隠遁者」(hermit)などと呼ばれます。「引きこもり」に当たる英語は social withdrawal とされていますが、日本の社会に特徴的な現象に関しては hikikomori という日本語の言葉をそのまま英語に取り入れて使う向きもあるようです。とはいえ英語圏では知る人ぞ知る言葉でしょうし、ネットで検索したところ下記のように言い換え、または説明調の訳を補っている例も見かけます。

(例) hikikomori, [a state of] social withdrawal (引きこもり即ち社会からの隔絶[状態])
    hikikomori or Japan's modern-day hermits (引きこもり、つまり日本の現代の世捨て人)

上の例でもお分かりいただけるように、「引きこもり」は引きこもっている状態(socially withdrawn state)、引きこもっている人(socially withdrawn person)のどちらの意味にも使われています。

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