東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年09月17日 (土) | 編集 |
銃器に由来する英語表現は武器に縁のない私のような日本人には今ひとつピンと来ないところですが、lock and load もそのひとつです。手元の辞書を引いても見当たりません。もともとは銃弾の入ったカートリッジを銃に装填したことをこう言っていたようで、その意味なら日本語では「装填完了」(弾込めよし)あたりが無難な表現かと思います。そこから転じて(銃とは関係のない文脈で)「準備よし!」という意味で使われていることもあるようです。

インターネットで調べたところ、この表現はアメリカ映画 『硫黄島の砂』 (1949年製作)のジョン・ウェインの台詞から広まったというのが定説になっているようです(参考: lock and load ― Urban Dictionary)

なお、銃の構造から考えると load and lock (装填してロックする)が正しいのではないかという向きもあって、こちらも実際よく使われているようです(参考 "load and lock" vs. "lock and load" ― Discussion Forum, A Way with Words; その中に出ていた一説によると、flintlock = 火縄銃はまず火縄を lock してから弾を load するので、もともとはやはり lock and load だったとか)。いずれにしても、語源の如何に関係なく、慣用表現としては両者の意味に違いはなさそうです。
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2016年05月18日 (水) | 編集 |
nuclear option は平和利用の話なら「原子力オプション」と訳しますが、軍事的な意味で使われている場合は「核[兵器」オプション」が適訳です。後者の意味から「最後の手段」「最終兵器」という意味で比喩的に使われることもあるようです。

(例) have a nuclear option (核オプションを持つ、核兵器保有の選択肢を取る)
    resort to the nuclear option (最後の手段に訴える)
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2016年05月07日 (土) | 編集 |
電気関係の仕事に従事した経験がある人なら IR (infrared=赤外線)、RF(radio frequency=無線周波数)のままでわかりますが、一般向けにはそれぞれ「赤外線」「電波」と訳したほうがわかりやすいと思います。

(例) IR-guided weapons (赤外線誘導兵器)
    RF-guided missiles (電波誘導ミサイル)
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2016年05月06日 (金) | 編集 |
shoulder-fired missile のほか shoulder-launched missile, shoulder-mounted missile という形も見られますが、いずれも同じタイプの兵器を指しているようです。例によって手元の辞書には見当たらないのでインターネットで検索してみたところ、「肩撃ち式ミサイル」が簡潔でわかりやすいと思います。

専門用語では英語では man-portable air-defense systems (MANPADS)、日本語では「携帯式防空ミサイルシステム」とか「携帯式地対空ミサイル」と呼ばれているようですが、あえてわかりにくく訳すこともないでしょう。
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2015年06月08日 (月) | 編集 |
軍隊が実践を想定して行う訓練という意味で使われている drill は、日本語では「演習」といいます。

(例) joint drills with the U.S. Navy (米海軍との合同演習)
    This is not a drill! (これは演習ではない!)
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