東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2017年04月16日 (日) | 編集 |
前項で述べた carry-on [bag] のほかに、「機内持ち込み可能な[サイズの]」という意味で cabin-size という英語が使われています。ネットで検索してみたところこのほか cabin approved, cabin friendly などの表現も見られます。

(例) a cabin-size suitcase (機内持ち込み可能なスーツケース)
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2017年04月15日 (土) | 編集 |
carry-on bag は飛行機の機内に持ち込める(サイズの)バッグという意味で使われており、ちょっと長くなりますが「機内持ち込み[用]バッグ」と訳せば間違いありません。

「キャリーバッグ」というカタカナ語をこの意味で使い、機内に持ち込めない大型のスーツケースを「キャリーケース」という向きもあるようですが、改めてネットで検索してみると、これらは往々にしてキャスター(車輪)がついたバッグの総称(私の家では「コロコロ」という俗称で呼んでいるいわゆるキャスターバッグ、英語では trolley bag, wheelie bag, wheeled bag, roller bag など)に使われており、またしばしば混用されていますから、必ずしも「機内持ち込み可能なバッグ」とは限りません。従って、一般には carry-on bag の訳語としては使わないほうがいいと思います。

なお英語でも carry bag とは言いません。carrier bag はありますが、こちらは「買い物袋」「手提げ袋」 (shopping bag)を指すことが多いようです。
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2017年04月14日 (金) | 編集 |
英語の anecdote は、世間にあまり知られていない有名人などの面白い話という意味では日本語では「逸話」と言います。この意味で「エピソード」というカタカナ語もよく使われていますが、英語の episode は「挿話」「小話」という意味ですからこれとはちょっと違います(もっとも、同じ話でも捉え方によっては逸話とも小話とも言えますから、完全に背反するわけではないと思います)。

読み手によっては「アネクドート」というカタカナ語もその意味で通じますが、「エピソード」ほど使われていないようです。「アネクドート」はかつてのソ連で語られた政治風刺の小話を指して言うこともあり、ネットで検索するとそう説明したウェブサイトが散見されます。

【参考】 Anecdote vs Episode - What's the difference? (The Difference Between)
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2017年04月04日 (火) | 編集 |
sensitive が「機密情報に関する」「(情報などの)取り扱いに注意を要する」という意味で使われている場合は、「機微に関わる」という日本語に訳すとしっくりします。confidential (秘密の、機密の)と比べるとどこか曖昧なニュアンスがあり、それと訳し分けるのに便利な言葉です。「機微な」という言い方もよく使われているようですが、私自身は言いません。

(例) confidential or sensitive information (機密情報または機微に関わる情報)
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2017年03月30日 (木) | 編集 |
核戦略についての first strike は日本語で「第一撃」と言います。先制核攻撃によって相手の核反撃能力を破壊することですが、一般向けには「先制[核]攻撃」と訳したほうが分かりやすいかもしれません。

(例) first strike capability (第一撃能力、先制攻撃能力)

これを first use (先制使用)と混同する向きがあるかもしれませんが、後者は単に(戦術核兵器も含めて)核兵器をどちらが先に使うかという論点で使われる用語で、 first strike とは意味が異なります。

(例) first use of nuclear weapons (核の先制使用)
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