『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 寄稿者のブログです。往年のベストセラー『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』と『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)はKindle (Amazon)などの電子書籍でお読みいただけますので引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。2008年7月から10年余りにわたって実務翻訳で見つけた訳語を「なるほど!訳語発見 ~英語翻訳の現場から」と題してこのブログに載せてまいりましたが、思うところがあり2018年8月に改題しました。
ミ☆筆者のホームページはこちら〔外部リンク〕→翻訳小僧の営業案内コラム「英夢見楽」フリーランス産業翻訳者人名録【翻訳横丁】 ★彡
ミ★当ブログのお読みもの→ 英語屋さんの作りかた新宿ネコクラシー筆者広報室家族葬ノート【New!】楽しい広告もどうぞ↓☆彡
2019年11月02日 (土) | 編集 |

(スレッド内にこのほか3件の投稿あり: 本文右上のツイッターバードをクリックするとご覧いただけます)

↓ 【札幌市にお門違いの批判が寄せられているとの報道を受けて改めてツイート】
[続きを読む...]
[PR] いつも当ブログをご利用いただきありがとうございます ( ^^) _旦~~
お帰りの際にはどうぞAmazonにもお立ち寄りください (^^♪
トップ | マイストア | ギフト券 | タイムセール |
Kindleリーダー/タブレット | 電子書籍(著書) | 本(著書) |

2019年07月23日 (火) | 編集 |

[PR] いつも当ブログをご利用いただきありがとうございます ( ^^) _旦~~
お帰りの際にはどうぞAmazonにもお立ち寄りください (^^♪
トップ | マイストア | ギフト券 | タイムセール |
Kindleリーダー/タブレット | 電子書籍(著書) | 本(著書) |

2017年10月20日 (金) | 編集 |
総選挙の投票日を間近に控えて、かつての政治学徒である私も有権者のひとりとして「どうせ今度の選挙もつまらない結果に終わる」と思わないでもありません。それでも投票に行くのは、国民のひとりとして民主主義制度を支えたいという切なる願いがあるからです。

選挙をつまらなくしている原因のひとつに、この国の選挙制度があります。かつて中選挙区制を取っていたこの国は選挙制度改革を名目に小選挙区制を中心とした選挙制度を導入しましたが、そもそもこの小選挙区制は古い選挙制度で、死に票が多く既成の大政党に有利に働くなど多くの問題があります(→拙コラム 『英夢見楽』 第277回 「選挙制度」参照)

その昔、いわゆる55年体制下でも自由民主党による一党支配が長年にわたって続き、第一野党の日本社会党は万年野党の地位に甘んじていました。それでも中選挙区という選挙制度の下で与党自民党の中で複数の候補が競合し、当時とかく問題視されていた派閥が互いに政権を争っていたおかげで、今よりも活気に溢れていたように思います。その後の政権交代を実現した日本新党の細川護煕、新生党(後に新進党)から民主党へと渡り歩いた小沢一郎などの面々はいずれもかつて自民党の中心(田中派)に所属していました。

純粋な保守に対する概念としてリベラル、中道を唱える勢力もありましたが、結局は巨大与党の支配構造に埋没してしまいました。同じような政治理念や主義主張を掲げる保守二大政党制は有権者にとっては選択肢としての意味が事実上ありません(→拙コラム 『英夢見楽』 第310回 「リベラル」参照)

事前の世論調査などで選挙結果が読めてしまうと、自分が一票を投じたところで大勢は変わらないと諦めてしまう人もいるでしょう。棄権が多いのは選挙制度や政治家に問題が多いのであって、けっして有権者だけが責められるべきではありません。しかし、その傾向が進むと独裁政治を招くおそれもあります。

積極的に支持したい政党や候補者が見つからない場合は、それに対する批判票を対立候補に投じることにも意味はあります。消極的支持であれ批判票であれ、ひとりひとりが自分の一票をムダにしないことで世の中がこれ以上悪くならないように努力する姿勢が大切ではないかと私は考えます。次の日曜日、少しくらい天気が悪くても投票には行くようにしましょう。この国を担う次の世代の未来と平和を守るためにも。
[PR] いつも当ブログをご利用いただきありがとうございます ( ^^) _旦~~
お帰りの際にはどうぞAmazonにもお立ち寄りください (^^♪
トップ | マイストア | ギフト券 | タイムセール |
Kindleリーダー/タブレット | 電子書籍(著書) | 本(著書) |

2016年12月17日 (土) | 編集 |
ロシアのプーチン大統領は流石にしたたかだ。北方領土の主権の帰趨について、日本側に何の成果も言質も与えずに3000億円もの経済協力を引き出した。プーチン氏がたしなむという柔道に喩えるなら、初心(うぶ)な日本の首相は手も足も出ないまま投げ飛ばされて試合が終わった。

事前に永田町か霞が関あたりから2島返還論のアドバルーンが上がっていただけに、領土問題で具体的な進展を期待していた向きには大きな失望感が広がっているようだ。プーチン大統領は以前、日ソ共同声明に立ち返って2島返還を容認するかのような姿勢を見せたこともあったが、いざ蓋を開けてみたら、信頼の形成が先だと言って領土返還については触れずじまいだった。ロシア側には4島全部を返還するつもりなどもともとあるまい。米国のトランプ次期政権が新ロシア色を鮮明に打ち出している状況でプーチン大統領は強気に出てきた。今後の成り行き次第では、4島全部どころか2島さえも返還されないまま終わりそうだ。

日本側は「特別な制度の下での共同経済開発」でロシアと合意したと言うが、その具体的な内容は不明だ。ロシア側はあくまでロシアの法律の下で行われると言い張っているようだし、おそらく「特別な制度」を巡る交渉はかなり難航するか、下手をしたら頓挫するだろう。私の見るところ、北方領土問題の解決はむしろ遠のいた感がある。日本が4島返還の要求を事実上取り下げない限り、平和条約締結に向けた交渉は進まない。

北方領土問題を客観的に見るなら、戦争で負けて実効支配されて久しい領土の返還を外交交渉だけで成し遂げるのは不可能に近い。領土保全の原則から言えば日本が領土返還要求を取り下げることはできないから、北方領土問題は何をどうしたところで永遠に未解決の課題だと諦めるしかない。

一方、日本周辺では海洋進出を企む隣国の脅威が高まっており、日本としてはそれを牽制する意味でも、安全保障上、経済上の協力を通してロシアと誼を深める必要がある。だから今回のような交渉結果は、パワーバランスの観点から見て仕方が無いところだと私は考える。たぶん誰がこの国の首相の座にあっても交渉結果に大差は無かっただろう。この国の為政者には、領土問題でさも進展があったかのように強弁するのではなく(そういう物言いは賢明な国民の失笑や不信を招くだけだ)、日本および周辺地域の平和と安全を保つにはこの道しかないと率直に説明してほしかった。

北方領土4島の開発に関しては、経済協力と称して妙な箱物ばかり作るよりも、まず元島民に限らず両国民の自由な往来を推進すべきだ。定期航路を開設して島に住むロシア人も好きなときに北海道に遊びに来られるようにすれば、彼らの生活も潤い、経済交流は自ずと盛んになるだろう。EU圏内では人々が検問の無い国境を越えて自由に行き来している。そう考えると、国際的な相互依存関係を基調とする現代社会においては、領土主権がどちらにあるかは、少なくとも一般市民にとっては、隣国との友好や協力を妨げるほどの重大問題ではないのかもしれない。
[PR] いつも当ブログをご利用いただきありがとうございます ( ^^) _旦~~
お帰りの際にはどうぞAmazonにもお立ち寄りください (^^♪
トップ | マイストア | ギフト券 | タイムセール |
Kindleリーダー/タブレット | 電子書籍(著書) | 本(著書) |

2016年10月16日 (日) | 編集 |
ロシアのプーチン大統領の来日を前に、この国の現内閣が北方領土のうち歯舞諸島、色丹島の2島だけの先行返還で手を打つのではないかとの観測が流れているようだが、北海道出身で元政治学徒の私としては、そんなことをしてこの国に何のメリットがあるのかという疑問がぬぐいきれない。人も住みたがらない小さな島2つ返してもらう見返りに巨額の経済協力を約束させられたら、それは完全な外交的敗北を意味する。

私は道産子といってももともと北方領土とは縁のない道央の出身だが、幼少期から4島は日本固有の領土だという看板やテレビCMを見せつけられて育ってきた。今さら2島だけ返してもらえばいいと言われても個人的に納得できないし、国家にとって最も重要な領土保全の原則に反する。2島返還を条件に平和条約を締結したら、いくらこの国の政府が択捉島、国後島の主権は手放していないと言っても後の祭り。あのしたたかなロシアが引き続き残り2島の返還交渉に応じるとは考えにくく、国境線は事実上確定してしまうだろう。

そもそも日本が帰属を主張している北方領土=南千島4島だけでなく、その北方に遠く連なる北千島も日本が戦争で獲得した領土ではないのだから、返してもらって当然だ(下の地図参照)。さもないと隣国の武力による侵略を追認したことになる。百歩譲って北千島は手放しても、南千島は一括返還すべきだと主張し続けるのが筋だ。

それでも近隣の国際情勢不穏の折、ロシアと誼(よしみ)を通じておくことは日本の安全保障上、重要な戦略課題には違いない。そこで今回は、4島の返還交渉はひとまず棚上げしておき、これら4島の日本の潜在的主権を確認した上で、例えば日本の船舶がその領海内で自由に航行や漁業(コンブ漁など)ができる(つまり船舶が通行・操業してもロシア当局に拿捕されない)という条件で手を打ってはどうだろう。4島に住むロシア国民の処遇や土地所有権、施政権の問題は今後、例えば10年かけて交渉を継続する。経済協力についてはそれとは別に、日露双方の利益に適うかどうかで判断する。

原理原則を無視した中途半端な妥協が将来のこの国に禍根を残すことは間違いない。「ゴリ押しすれば日本は折れる」と相手に思わせても良いことは一つも無い。こういった歴史的に根の深い問題は、一内閣が手柄欲しさに決めてしまうのではなく、たとえ数代かかってもじっくり腰を据えて解決する姿勢こそが肝要だ。

 
資料: われらの北方領土 2015年版 資料編―北方領土の経緯(地図) (外務省)
[PR] いつも当ブログをご利用いただきありがとうございます ( ^^) _旦~~
お帰りの際にはどうぞAmazonにもお立ち寄りください (^^♪
トップ | マイストア | ギフト券 | タイムセール |
Kindleリーダー/タブレット | 電子書籍(著書) | 本(著書) |