東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年11月20日 (日) | 編集 |
 冬になるとニーくんは人用のコタツ、クロちゃんは猫専用のコタツに入って寝ることは前にも書いたが〔(4)猫のコタツ参照〕、ニーくんは人用のコタツを出す前の秋口からときどき風邪を引くものだから、夜間だけ、昔使っていた古いパネルヒーターを点けてやっている。

 先日、そのパネルヒーターを触ったら以前よりも熱くなっていることに気付いた。様子を見ていると、一定温度以上に過熱すると切れるはずのサーモスタットが働いていないらしく、ずっと点きっぱなしだ。熱くなり過ぎても危険だし、完全に壊れるのも時間の問題と判断して、ニーくんには新しいのを買ってやった。寒くなる前にと急いで注文したが、Amazonは在庫があれば一両日中に届くので有り難い。

 取り寄せたパネルヒーター(山善(YAMAZEN) ミニパネルヒーター ホワイト DP-B165(W))はトイレや机の下のような狭い場所に入るように出来ていて、これまで使っていたのより二回りほど小さいが、それだけに場所を取らないし猫用にはちょうどよい。定格消費電力は前のと同じ160Wで、点けてみたら温かさも同じくらいだった。これならニーくんも満足だろう。 最近はこの種の簡単なパネルヒーターを製造している国内メーカーも少ないようだが、貧乏な私でも手が届くくらい安価になったのはうれしい。

 なおニーくんの風邪は放っておいてもだいたい二、三日で治る。前はよく慌てて動物病院に連れていったが、結局は食欲不振と軽い脱水症状だけだと分かったので、人間の風邪と同様、暖かくして寝かせて治している。飼い主と同様に二―くんもあまり病院に行きたがらないからだ(^_^;)。猫の場合(特に太目のニーくんは)二、三日食べないくらいは問題ないが、水も全く飲まなくなると脱水症状に陥る危険があるので、水を少しぬるくして一日に数回、無理にでもスポイトで飲ませる。最初は「何するんだよ~」という顔をしてじたばたしたが、自分のためだと分かってくれたのか、最近はおとなしく飲ませるようになった。

 猫も長く付き合っていると個体別の健康管理方法がつかめてくる。ニーくんの場合は季節の変わり目によくそういうことがあるので、あまり寒くならないうちに寝床から少し離れたところにパネルヒーターを置いて暖を取らせるのが体調を維持するコツだ。うちには使っていない古い電気座布団もあるが、長時間寝床から離れようとしないニーくんには低温やけどの心配もあるので使わせていない。パネルヒーターは電気座布団などに比べると消費電力が大きいからそれだけ電気代はかかるが、電気ストーブに比べると安いものだし何よりも安全だ。

 
(写真左)ニーくん専用 /(右)クロちゃん専用
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2016年10月29日 (土) | 編集 |
 初めて猫を飼ってから20年余りが経った。初代のドラちゃんは大きくなってから来たので年齢はよく分からなかったが、10年近くの歳月を私たち夫婦を共に過ごした。ついこの前まで子猫だと思っていたクロちゃんは齢17歳と間違いなく高齢猫で、ニーくんも12歳と初老の域に達した。最初は迷い込んで来た猫を一時的に保護していたつもりが、気が付いたときには飼い猫になっていた。

 今でも私は猫を「飼っている」というよりも、「預かっている」気持ちでいる。いつかは見送らないといけない日が来るだろうが、そのときは天から預かった生命をまた天に帰すだけ、と思うようにしている。ペットにも心があり、大切な家族の一員には違いないが、過度に擬人化して感情移入しないほうがいいと思っている。

 テレビの動物番組を見ていると、最近は珍獣をペットとして飼う人も多い。それはそれでいいと思うが、もしこれを読んでいる人が心の癒しに、あるいは子どもの情操教育のために何か動物を飼いたいと思っているなら、私は猫を勧めたい。大事にしてあげれば(先天的な病気でも無ければ)十数年は生きるが、人がペットと付き合う時間としてはそれくらいが長過ぎも短過ぎもせずちょうどいい。短命でも別れが辛いが、オウムのように何十年も生きられるとこちらが先に逝ってしまうおそれがある。

 猫は犬のように人に忠実ではなく、気まぐれに擦り寄ってきたり逆に無視したりするが、私にはそれくらいの距離感が心地よい。仕事などで外出が多い人でも、猫はそこらに転がっている紙切れなどを使って上手にひとり遊びができるし、そもそも日中はほとんど寝ているので一匹でも寂しがることはまず無い(多頭飼いは相性が良くないと逆にストレスになる)。砂箱を用意してやればしつけなくてもトイレだと分かるし(これがいちばん助かる)、ドライフードと新鮮な水さえ十分に与えておけば一、二日くらい留守にしても大丈夫だ(家族の急病で病院にかけつけた間も留守番できたのでこれも助かった。なお、電動式の自動給餌器に依存するのは停電や故障など万一の事態を考えるとお勧めできない)。雑種でも短毛の子(DSH=ドメスティックショートヘア)ならブラッシングの手間もさほどかからない。

 特に猫の種類や血統にこだわらないなら、動物保護活動をしているNPOやグループで里親を探している猫を引き取ってあげてほしい。うまくいけばすでに避妊・去勢手術済みの子がもらえるから、すぐに飼える(雄猫は去勢していないと室内飼いが難しい場合がある)。わが家の2匹も野良猫出身だが、ニーくんのほうは家に来たときにすでに去勢手術がしてあった。おそらくそう遠くないところで野良猫を保護している人に一度救われたことがあるのだろう。野良猫だが最初から人を頼ってきた。こういう猫は特に、すぐに飼い猫になれる(猫の性格は個体差によるところが大きく、純血種か雑種かはたいして問題ではないようだ)。

 かつてこの界隈に住んでいた夏目漱石が文豪となるきっかけを作ったのも、その家に迷い込んだ一匹の猫だった。その猫の没後も漱石の家族はそれと似た猫を飼って大事にしたという。物書きを称する私は猫がいても漱石の足もとにも及ばないが、そのおかげで人生が何かしら潤っていることだけは確かだ。(おわり)


暖かい寝床はあるし、ご飯を用意してくれる召使いもいるし、まあまあ幸せです (=^・^=)
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2016年10月22日 (土) | 編集 |
noraneko1.jpg かつてこの近所で野良猫が急増したことがあった。うちでも軒下に棲みついた野良猫の面倒を見ていたこともあって、最初は自宅周辺に迷い込んできた猫にはエサを与えていたが、それ以上増えるとキリが無くなるので保健所に相談した(当時近所に配布した連絡書の日付を見たら2004年のことだった)。本稿の初回に書いた通り、うちで面倒を見ていた猫の子には避妊手術を受けさせたが、自由に出入りする他の猫まではとても手が回らない。

 幸い、保健所担当課のTさんは区内の各地区の野良猫対策に熱心な方で、この近所の人々を集めて、都内の一部の地域で進んでいた野良猫の「地域猫」化を助言してくださった。地域猫について詳しくは専門のサイトなどをご覧いただきたいが、その基本は

1) エサ場/トイレ等の場所や給餌時間を限定して共同で管理する
2) 野良猫に去勢/不妊手術を施してこれ以上増えないようにする
3) 里親を探して野良猫をできる限り飼い猫にする

…というものだ。野良猫は放置しておくと増えるのは早いが寿命が飼い猫よりやはり短く、きちんと管理すれば徐々に減少する。エサ場やトイレの共同管理は近隣住民の善意やボランティアに頼るとして、問題は去勢/不妊手術に多額の費用がかかることだ。当時聞いたところでは1匹あたり1万円(♂)~2万円(♀)ほど必要で、数が多くなると膨大な額になる。区から数千円の費用が出たがそれでも足りず、不足分は義母を含めて善意の方数人が拠出してくださった。

noraneko2.jpg ところですばしこい野良猫を捕まえるのは素人には簡単ではない。猫といえども手ごわく、下手をすると引っかかれる。これについてはボランティア団体(注*)が詳しい人を派遣して捕獲用のトラップ(わな)を貸してくださった。近所の皆さんのご支援、ご理解もあって地域猫化と保護が進んだ結果、間もなくこの近所で野良猫が群れている姿はほとんど見かけなくなった。

 保健所のTさんはその後も何かと連絡を下さり、地域猫活動の推進を目的としたボランティア団体の行事や他の町の地域猫説明会にも呼んでくださった。そのあたりで聞いた話を総合すると、町によっては地域猫への理解や協力が進む一方で、野良猫の駆除や一方的な餌やりの禁止を主張する住民がいて話がなかなかまとまらない町もあったという。他方では「猫がかわいそうだ」といって去勢・避妊手術に反対したり、所構わず猫に餌を与える人がいて、猫のことで地域住民が対立する不幸な状況も見られた。

 私はどちらかというと猫派なので、たかが野良猫のことで近所同士がいがみ合うこともないだろうと思うのだが、さかりのついた時期の雄猫の大声や敷地内での糞尿、猫のゴミ袋あさりを気にする人もいるのは確かで、結局、都市部ではどうしても地域猫のような対策が必要だということがよく分かった。聞くところによると、「猫の島」として観光地のようになっている離島でも最近は猫が増え過ぎて対策に迫られているところもあるそうだ。今日のカリカリ(ドライフード)は栄養価が高いので、野良猫も健康で寿命が延びたことがその一因になっているらしい。

 猫はそもそも絶好のネズミ除けになるので、屋外にもある程度の数の猫がパトロールしてくれたほうがいい。中世のヨーロッパでは猫を魔女の手先のように扱って排除したことが一因で、鼠が媒介する黒死病(ペストが大流行したという歴史的教訓もある。下水道の普及など当時とは衛生環境が違うとはいえ、都内でもここ数年また鼠が増えている現状を考えると、万一の事態に備えて、猫を大切にするに越したことはない。

 となると結局、猫が人間に嫌われることなく私たちと共存共栄できるようにするためには、地域猫活動は現時点では最善の選択肢なのだろう。(つづく)

(注*)ボランティア団体: 猫の保護や地域猫活動の啓蒙推進にあたっているグループは多数あるようだが、私の町が当時たいへんお世話になったのは NPO ねこだすけ という団体だった。保健所などとも連携して各地で説明会を開催しているが、非営利目的の団体なのでスタッフや予算には限りがあり、地域猫対策にかかる人手や費用は当然住民負担となる(地方自治体によっては補助制度あり)。

 ついでに書かせてもらうと、地域猫のような問題は住民共通の問題として町内会(町会)が取り組むべき問題ではないかと思う(私の地域では町のエリアが広く、結局は町内会全体ではなくこの周囲の2班だけで対処した)。野良猫に限らず、野生動物(外来種)の増加などについても、一種の都市問題として地方自治体の議員ももっと積極的に取り組んでほしい。
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2016年10月15日 (土) | 編集 |
 猫が暖かいところを好むのはもちろん飼う前から知っていたが、長いこと飼っているうちに猫によっても暖房器具の選り好みが出てくる。

 クロちゃん、ニーくんとも最初はいわゆる猫用の「かまくら」型の寝床を買って与えたら喜んで入っていた。ところが何年かするとクロちゃんからクレームがあった。最初は何を言っているのか分からなかったが、ふと気が付くと寝床を高いところに引っ張り上げようとしている。どうやら温風が出てくるエアコンの真下に置け、と言っているらしい。さっそくその通りにしてやったらしばらくは満足していた。しかしそのうち、夜明け前のまだ暗いうちからワーワー騒ぐようになった。エアコンは午前6時に作動するようにタイマーを設定してあったが、夜行性のクロちゃんはそれでは遅いらしい。仕方がないので午前4時に設定した。

 一方、茶の間にはコタツがあるが、ニーくんはこれに入るとなかなか出てこない。いちばん弱く設定しても中はかなり暑く、一晩中コタツの中にいるといくら何でもよくないだろうと考えた私は、15分刻みで電源をオン/オフできるタイマー(プログラムタイマーEX PT7)を買って、夜中は15分ついたら30分消えるように設定した。これなら暑くなりすぎない。

 猫の暖房ばかり気にしていたら、茶の間のエアコンが老朽化したのか、ボウボウと風が出てくる割にはあまり暖かくならなくなった。冷房にはまだ十分使えるエアコンを買い替えるのも面倒だし、調べてみたら電気代も大差無さそうなので、安い電気ストーブ(TOYOTOMI(日本製 )赤外線ヒーター)を買った。エアコンと違って嫌な風は吹きつけないので快適だが、ストーブの前ではさっそく新しい物好きの猫どもの間で場所取り合戦が始まった。

 昨年の冬、クロちゃんからまたクレームが出た。年をとったせいか、冬場になるとエアコン直下のかまくらでもまだ満足できないらしい。昔自分が足を温めるのに使っていた電気座布団を押し入れから引っ張り出して寝床の下に敷いてみたが、しばらくするとまた文句を言い始めた(なお猫の場合、人間用の電気座布団や電気カーペットの上に長時間寝ていると低温やけどを起こすおそれがあるそうなので、上に薄いカバーをかけて使っている)。ニーくんが茶の間のコタツで寝ているのに、寝室で寝ている自分は夜間コタツに入れないことが不満らしい。

 クロちゃんの再三にわたる抗議にしばらく耳を塞いでいたが、明け方になると頻繁に騒ぐようになったので、根負けした私はとうとう猫用のコタツ(ドギーマン 遠赤外線ペットの夢こたつ ※下の追記参照)を買った。組み立ててみたら、コタツの中が30℃ちょっとと実に快適だ。消費電力は蛍光管1本くらいだから、冬季はずっと点けておいて猫が好きなときに入れるようにした。猫1匹でちょうどいっぱいになるくらいの大きさだから、枕元に置ける。コタツ布団のすそを丸く空けて出入りしやすくするとともに、就寝中の私の姿が見えるようにしてある。これでようやくクロちゃんにもご満足いただけたようだ。

【2017.11.9追記】
当時買ったコタツが故障して使えなくなったので同じメーカーの製品でまだ在庫がある別の布団セット品を2台目として購入した。続けて使っていたら約2年で故障したというコメントがAmazonのレビューにも複数寄せられているが、うちの猫のお気に入りなのでそれを承知の上で再度購入した次第。故障した1台目は電気座布団を敷いて別の猫用に使うか予備部品として活用するつもり。

  
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2016年10月08日 (土) | 編集 |
 クロちゃんも今年で17歳と老齢になって、時折身体の不調を訴えるようになった。もともと便通の間隔が2~3日に1回と長いほうだったが、今年に入ってその間隔が長くなり、クロちゃんの召使いである私は対策の必要に迫られた。まず牛乳を薄めて与えてみたが、ちょっとなめただけで飲もうとしない。ニーくんもたまに便秘してトイレにこもることが多くなってきた。

 ネットで探したところ、酵素納豆菌とやらが猫の便秘に効いたとあったので試してみた。無味無臭の液体で、余計な成分は入っていない。これならたとえ薬にはならなくても毒にもならないだろう。一食につき数滴ずつドライフードにかけて与えたところ、効果はてきめん。5日以上出なかったウンチがまた1~2日おきに出るようになった。その商品の説明文を読むと納豆菌が効くように書いてあるが、成分表を見たらオリゴ糖も入っているので、もしかしたらこれが効いたのかもしれない。いずれにしてもこれをかけているとお腹の調子がいいので、ニーくんにも与えている。

 便秘が解消して安心していたら、今度はクロちゃんが夜中に突然、頻尿の症状を呈した。何度もトイレに駆け込んで辛そうにしているのを見かけて、夜間往診してくれる獣医さんに来てもらって急場をしのいだ。そのへんの話は以前、財界誌に連載中のコラム「英語で夢を見る楽しみ」(連載第365回 Vet/獣医)に書いたのでよろしければ参照されたい。

 猫は便秘が数日続いたくらいでは直ちに危険はないが、頻繁にトイレに行く、または尿がまったく出なくなると、場合によっては生命に関わるので注意する必要がある。診断の結果、クロちゃんは重症ではなかったが、このような症状が現れたら素人では判断がつかないのですぐに獣医に診てもらったほうがいい。クロちゃんの場合は夜間往診の先生と近所の動物病院で注射をしてもらい、内服の抗生物質(バイトリル)と抗炎症剤(プレドニン=物質名プレドニゾロン、ステロイド剤の一種)を1週間分投薬したところ、また1週間経ってから再発したので、再び動物病院から同じ薬をもらって2週間続けてようやく完治した。原因がよく分からないこの種の頻尿は特発性膀胱炎とかいうもので、再発することも多いらしい。

 獣医のアドバイスに従って、膀胱内の細菌の繁殖を抑えるために、尿をアルカリ性に傾かせる療法食を与えることにした。動物病院から何種類か試供品をもらって代わる代わる与えてみたが、唯一食べてくれたのがロイヤルカナン 療法食 PHコントロール2 ドライ 猫用だった。今まで食べていた市販のドライフードほど好きではないようだが、それでも何とか食べてくれる。クロちゃんが療法食の中でこれだけを受け付ける理由は定かではないが、以前同じ症状を患ったニーくんもこれを常用していることから、それをつまみ食いして味に慣れていたのだろう。ちなみにニーくんにも他社製の試供品を与えてみたところ、やはり臭いを嗅いだだけで二度と見向きもしなかった。

 もっとも、猫の好みはもしかたら人間以上に千差万別なので、クロちゃんや全然受け付けなかった他社製の療法食を好む猫もいるだろう。最初はまず試供品を与えて、少しでも食べそうなものがあれば何日か続けてそれに慣らしていくといいようだ。獣医師は療法食だけを与えるように勧めるが、味にうるさい猫の場合はこれがなかなか簡単にはいかない。まったく食べようとしないものだけ無理に与えても、猫にとっては強いストレスになりかねない。最初のうちは食べ慣れたキャットフードを併用するしかない。

 ドライフード(カリカリ)がダメならウエットフード(猫缶)を用いる手もある。クロちゃんは小さい頃からカリカリだけで育ってきたので長年ウェットフードを与えていなかったが、前述した通り便秘対策のため夕食時にはカリカリのほかに猫缶(アイシア 海缶 ミニ3P かつお)やレトルトパックの鰹(いなばペットフード 焼かつお 本格だしミックス味)を二―くんと半分ずつ分けて与えるようにした。少量のお湯で少しふやかしてから与えているが、おいしいのかほとんど残さず食べる。うちの経験からいうと、高齢猫の場合、ダイエットフードだけにこだわらないで、少しはやわらかい物を与えたほうがいい。多少栄養のバランスはくずれたとしても、おいしく食べて余生を過ごさせてやりたい(なおウェットフードの総合栄養食や療法食もある。猫はしばらく食べると飽きることがあるので、大量に買い置きしないで少しずつ買うといい。お気に入りの猫缶を二つ三つ見つけておいて、交互に与えると飽きにくいようだ)。

 疾病別の療法食はネット通販や量販店でも入手できるが、本来は獣医師の診断に従って与えるものなので、自分の猫の健康が心配な飼い主さんは予め動物病院などに相談されたい。療法食では治らない病気もあるから、素人判断は危険だ。療法食ではないが、下部尿路疾患の予防のためにそれと同様にマグネシウム含有量が少ない総合栄養食も市販されているようだ。

 猫は口がきけないだけに好みを把握するのは難しいが、辛抱強く付き合うのも飼い主の勤めだ。(つづく)


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