東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2017年07月31日 (月) | 編集 |
certificate of good conduct は「無犯罪証明書」つまり前科が無いことを証明する公的書類の意味で使われています。日本の警察当局は「犯罪経歴証明書」と呼んでいるようです。検索していたら古い辞書の訳語に「善行証書」というのがありましたが、これは戦前に軍隊で使われていたものらしく、前者とは違うものです。
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2017年07月29日 (土) | 編集 |
unless otherwise~は契約書などでよく見かける表現ですが、下の例のように様々な異形があります。日本語にも様々な表現がありますが、契約書なら「別段の~がない限り」が最もよく使われているようです。

(例) unless otherwise provided (specified) (別段の定めがない限り)
    unless otherwise agreed in writing (書面による別段の合意がない限り)
    unless explicitly specified otherwise (別段の明示的な定めがない限り)
    unless otherwise required by law (法律に別段の定めがない限り)
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2017年07月28日 (金) | 編集 |
obligations and securities は学校で習った英語で考えると「義務と安全」などと訳したくなるかもしれませんが、金融・財務関係の文書で複数形になっていれば、これは普通「債券および証券」の意味で使われています。

(例) obligations and securities of the United States (米国[政府]発行の債券と証券)
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2017年07月27日 (木) | 編集 |
UAS が drone と同じ意味で使われている場合は Unmanned Aircraft System の略で、日本語では「無人航空機システム」と訳しています。最近では「ドローン」というカタカナ語も広く使われるようになりましたがdrone 【ドローン/無人航空機】の項目参照)、このカタカナ語は往々にして玩具のマルチコプターを指して使われますので、それとは訳し分ける必要があります(軍用のドローンは回転翼機とは限らず固定翼機もある)。

UAVなら Unmanned Aircraft Vehicle (無人航空機)の略です。
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2017年07月18日 (火) | 編集 |
コラム「英語で夢を見る楽しみ」(当ブログにおける略称:英夢見楽)連載誌『財界』最新号(2017年8月1日号)が7月18日発売されました。この号(連載第386回)では Is this..? (これは~ですか)と題して、その昔中学校で習ったThis is a pen./Is this a pen?– Yes, it is.という構文を意外にも最近現実の世界で耳にした経験を踏まえて思うところを書きました。

なお、7月4日号掲載の第384回 Business attire (ビジネスウェア)、7月18日号掲載の第385回 Fake news (フェイクニュース) を先ほど筆者のホームページ(コラム「英夢見楽」バックナンバー)に転載しました。

過去に掲載されたコラムのうち特に残しておきたいものを精選、収録した単行本『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)が出ておりますので、合わせてお読みいただけると幸いです(入手方法など詳しくは上の書名をクリックするとご覧いただけます)。
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2017年07月17日 (月) | 編集 |
sanctuary は最近では「サンクチュアリ」というカタカナ語でもたいてい通じますが、書き言葉では今も少数派かもしれません。marine sanctuary は「マリンサンクチュアリ」よりは「海洋生物保護区」と漢語で書いたほうがいいでしょう。辞書には「鳥獣保護区」という訳語もありますが、保護対象は「鳥」や「獣」とは限らないようです。
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2017年07月15日 (土) | 編集 |
軍事用語の force multiplier も今一つ定訳が見当たらず、「フォースマルチプライヤー」とカタカナ語で書いておくほうが誤解を招かなくていいかもしれません。あえて意訳するなら「戦力倍増装置」でしょう。検索すると「戦力[多重]増強要員」という訳されている例が多く見られますが、 force multiplierの意味するところは兵隊(部隊)とは限らないので、ここは文脈に応じて適訳を選択します。比喩で言うなら「鬼に金棒」という訳が平易でよいかもしれません。

(例) it would serve as a force multiplier
   (それは戦力倍増装置として役に立つだろう/それがあれば鬼に金棒だ)
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2017年07月14日 (金) | 編集 |
災害事故発生時などに救急車が到着する前に傷病者に応急手当を施す訓練を受けた人のことを英語で first responder と言うようですが、この国にはまだ定着していない制度なのか、ネットで検索したところ「ファーストレスポンダー」とカタカナ語で表記した例が多数見られました。私のように不案内な読み手のために「初期対応者」という意訳をカッコ書きで添えたほうがいいかもしれません。
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2017年07月13日 (木) | 編集 |
law enforcement authority はそのまま「法執行機関」または「法執行当局」と訳すのがいいと思います。辞書によっては「捜査機関」「警察当局」という訳語を載せてあり、一般にはそれと同じ意味に使われているとしても、文脈によってはpolice(警察)と訳し分ける必要があるかもしれません。

(例) maritime law enforcement authority (海上法執行機関、海上警察当局)
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2017年07月04日 (火) | 編集 |
コラム「英語で夢を見る楽しみ」(当ブログにおける略称:英夢見楽)連載誌『財界』最新号(2017年7月18日号)が7月4日発売されました。この号(連載第385回)では Fake news (フェイクニュース)と題して、fake newsや怪情報(怪文書)の意味とこれらの言葉を使ってマスコミを攻撃する政治権力の傾向について書きました。

去に掲載されたコラムのうち特に残しておきたいものを精選、収録した単行本『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)が出ておりますので、合わせてお読みいただけると幸いです(入手方法など詳しくは上の書名をクリックするとご覧いただけます)。

単行本に収録されていない過去の記事の一部は筆者のホームページ(コラム「英夢見楽」バックナンバー)に再掲載してあります。
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