『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 寄稿者のブログです。往年のベストセラー『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』と『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)はKindle (Amazon)などの電子書籍でお読みいただけますので引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。2008年7月から10年余りにわたって実務翻訳で見つけた訳語を「なるほど!訳語発見 ~英語翻訳の現場から」と題してこのブログに載せてまいりましたが、思うところがあり2018年8月に改題しました。
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2015年07月28日 (火) | 編集 |
breaking news は「ニュース速報」のことですが、話し言葉でいいうなら「たった今入ったニュース」あたりが適訳でしょう。

(例) Here's a breaking news. (たった今入ったニュースです)

「ニュース速報」を意味する表現としてはこのほか、news bulletin, news alert なども見かけます。

ネット上では「ニュース速報」の意味で「臨時ニュース」を使っている例をたまに見かけますが、日本語の「臨時ニュース」という表現はそもそも、開戦や元首の訃報、壊滅的な大地震のときにしか使いません。「臨時ニュース」に限ってはNHKがチャイムを鳴らして「臨時ニュースを申し上げます」と言いますが、戦後生まれの私がその言葉をリアルタイムで聞いたのは先帝の崩御のときだけです。ニュース速報なら「またか」と思いますが、臨時ニュースと聞くとどきっとします。無用な混乱を避けるために、「臨時ニュース」は今後も軽々しく使うべきではないと考えます。

これについては拙著『英語で夢を見る楽しみ』(pp.98~100)にも書いてありますので、どうぞご参照ください。
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