辞書ではなかなか見つからない言葉がけっこうあって、仕事で英語を使う人にとって悩みのタネですね。東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしていきます。
unsolicited commercial e-mail (UCE) 【迷惑メール、スパム】
2009年01月09日 (金) | 編集 |
英語の unsolicited [commercial] e-mail (UCE) の文字通りの意味は「頼んでもいないのに送りつけてくる[商業用宣伝]メール」のことですが、日本語では「迷惑メール」または「スパム」(spam)というのが一般的な呼び方です。「迷惑メール」は必ずしも営業目的(commercial purpose)のものとは限りませんが、両者を特に区別しないで一緒くたに扱っている文脈であれば「迷惑メール」と訳してもかまわないと考えます。英語では UCE という略語も使われているようですが、こちらは日本ではほとんど通じないと思います。

日本の規制法(「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」)ではこの種のメールを「特定電子メール」(specified e-mail )と呼んでいるようです。法改正以前はオプトアウト(opt-out)方式であったため、「未承諾広告※」と件名につけた電子メールが勝手に送りつけられてきましたが、昨年(2008年)の法改正ではオプトイン(opt-in)方式が採用され、あらかじめ送信に同意した受信者以外にはこの種のメールを一方的に送りつける行為が禁止されました。

英語の spam については、コラム「英楽通法」連載第32回「スパム」にも書いたことがありますので、ご興味がありましたらどうぞご覧ください。
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