東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年07月10日 (日) | 編集 |
参院選の投開票日にあたってひとこと表明しておきたい。昨日このブログに書いたように、「残念ながら自分の一票だけでは政治を変える力はほとんど無い。」また、選挙があるたびに、第一院である衆議院と大差のない議会構成になってしまう参議院の存在意義にはかねがね疑問を感じている。(拙著『英語で夢を見る楽しみ』 pp.79-81 「参議院」参照)。

それでも、参議院が第二院として存在する以上、投票しないよりはしたほうがいい。先月英国で行われたEU離脱を巡る国民投票は大方の予想を裏切って離脱に決したが、報道によると、離脱に投票したことを後悔した人もいたという。この国民投票では投票率は約72%に留まったが、離脱しなくてもいいと思いながら棄権した人も多かっただろう。そう考えると、この国の将来を左右するかもしれないという危機感をもって国政選挙には参加すべきだろう。誰がやっても変わらないとか、棄権も一種の意志表示だという考え方にも共感するところがないわけでもないが、私は何もしないことで後悔したくはないので、今日もこれから投票しに行く。

ただし、投票したからといって、現行の選挙制度を無条件に是認するものではない。いわゆる小選挙区(一人区)制は民意を忠実に反映できない時代遅れの選挙制度だから、これは現行制度とは逆に、比例代表制を中心とした制度に移行すべきだと考えている( 『財界』 誌連載コラム 『英夢見楽』 第277回「選挙制度」参照)。衆議員はもとより、参議院でも議席配分が少ない地方の二県がひとつの一人区に「合区」されてしまうなど、選挙区を細分化する現行の選挙制度は時として合理性を欠いた区割りのやり直しが必要だが、比較的大きなブロックの比例代表制だけにすればこのようなトラブルも無くなる。選挙制度を決める政党も選挙結果に一喜一憂してそれで終りではなく、こういう問題ももっとよく考えてもらいたいものだ。
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