ネットで探したところ、酵素納豆菌
便秘が解消して安心していたら、今度はクロちゃんが夜中に突然、頻尿の症状を呈した。何度もトイレに駆け込んで辛そうにしているのを見かけて、夜間往診してくれる獣医さんに来てもらって急場をしのいだ。そのへんの話は以前、財界誌に連載中のコラム「英語で夢を見る楽しみ」(連載第365回 Vet/獣医)に書いたのでよろしければ参照されたい。
猫は便秘が数日続いたくらいでは直ちに危険はないが、頻繁にトイレに行く、または尿がまったく出なくなると、場合によっては生命に関わるので注意する必要がある。診断の結果、クロちゃんは重症ではなかったが、このような症状が現れたら素人では判断がつかないのですぐに獣医に診てもらったほうがいい。クロちゃんの場合は夜間往診の先生と近所の動物病院で注射をしてもらい、内服の抗生物質(バイトリル)と抗炎症剤(プレドニン=物質名プレドニゾロン、ステロイド剤の一種)を1週間分投薬したところ、また1週間経ってから再発したので、再び動物病院から同じ薬をもらって2週間続けてようやく完治した。原因がよく分からないこの種の頻尿は特発性膀胱炎とかいうもので、再発することも多いらしい。
獣医のアドバイスに従って、膀胱内の細菌の繁殖を抑えるために、尿をアルカリ性に傾かせる療法食を与えることにした。動物病院から何種類か試供品をもらって代わる代わる与えてみたが、唯一食べてくれたのがロイヤルカナン 療法食 PHコントロール2 ドライ 猫用
もっとも、猫の好みはもしかたら人間以上に千差万別なので、クロちゃんや全然受け付けなかった他社製の療法食を好む猫もいるだろう。最初はまず試供品を与えて、少しでも食べそうなものがあれば何日か続けてそれに慣らしていくといいようだ。獣医師は療法食だけを与えるように勧めるが、味にうるさい猫の場合はこれがなかなか簡単にはいかない。まったく食べようとしないものだけ無理に与えても、猫にとっては強いストレスになりかねない。最初のうちは食べ慣れたキャットフードを併用するしかない。
ドライフード(カリカリ)がダメならウエットフード(猫缶)を用いる手もある。クロちゃんは小さい頃からカリカリだけで育ってきたので長年ウェットフードを与えていなかったが、前述した通り便秘対策のため夕食時にはカリカリのほかに猫缶(アイシア 海缶 ミニ3P かつお
疾病別の療法食はネット通販や量販店でも入手できるが、本来は獣医師の診断に従って与えるものなので、自分の猫の健康が心配な飼い主さんは予め動物病院などに相談されたい。療法食では治らない病気もあるから、素人判断は危険だ。療法食ではないが、下部尿路疾患の予防のためにそれと同様にマグネシウム含有量が少ない総合栄養食も市販されているようだ。
猫は口がきけないだけに好みを把握するのは難しいが、辛抱強く付き合うのも飼い主の勤めだ。(つづく)
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