東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年10月05日 (水) | 編集 |
『財界』誌(2016年10月18日号)掲載の拙コラム「英語で夢を見る楽しみ」第367回 Doomsday(世界最後の日)では、米ソ冷戦たけなわだった時代にフィクション映画に登場した doomsday machine (doomsday device)に触れています。ざっと検索したところ、これに当たる日本語訳は「世界破滅装置」「人類絶滅装置」などとあります。SFではこれを「[人類]最終兵器」とか「終末兵器」とも呼んでいるようで、意訳としてはそれでいいと思いますが、「最終兵器」はdoomsday machineとは違った(単に「最後の手段」という)意味で使われることもありますので要注意です。読み手それと知っていることを前提とした文脈では「ドゥームズデイマシ[ー]ン」「ドゥームズデイデバイス」とカタカナ語を使うこともあるようです。

改めて調べたところ、この言葉は米国の未来学者ハーマン・カーン(Herman Kahn, ハドソン研究所の創設者)が著書『熱核戦争論』(On Thermonuclear War, 1960年) で提唱したものらしく、その数年後に映画『博士の異常な愛情』 (原題 Dr. Strangelove [注*], 1964年公開)に、核攻撃を受けると自動的に報復して全人類を滅亡させてしまう装置として登場しました。米ソ核戦争の勃発をブラックユーモアたっぷりに描いたこの映画では「皆殺し装置」と(おそらく滑稽に見えるように)訳されていたようです。私が子供時代によく見ていたSFテレビドラマ『スター・トレック』(Star Trek, 放送時の邦題『宇宙大作戦』)に登場した惑星全体を飲み込む巨大な怪物もこの言葉で表現されていました。

[注*] 正式な題名は 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』 (Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)。長すぎるので通常このように略称で呼ばれている。

 
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