東京・新宿区内で実務文書の翻訳に携わるフリーランスの翻訳者が、日々の仕事で発見した英語の専門用語や新語、その日本語訳や意味、用例をメモしています。『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 (略称:英夢見楽)とその単行本に関するご案内も随時投稿。2016年9月下旬に「~+(プラス)」と改題、装いも新たに新カテゴリー「新宿ネコクラシー」「筆者広報室」「広告只管傍観」を加えました。
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2016年10月29日 (土) | 編集 |
 初めて猫を飼ってから20年余りが経った。初代のドラちゃんは大きくなってから来たので年齢はよく分からなかったが、10年近くの歳月を私たち夫婦を共に過ごした。ついこの前まで子猫だと思っていたクロちゃんは齢17歳と間違いなく高齢猫で、ニーくんも12歳と初老の域に達した。最初は迷い込んで来た猫を一時的に保護していたつもりが、気が付いたときには飼い猫になっていた。

 今でも私は猫を「飼っている」というよりも、「預かっている」気持ちでいる。いつかは見送らないといけない日が来るだろうが、そのときは天から預かった生命をまた天に帰すだけ、と思うようにしている。ペットにも心があり、大切な家族の一員には違いないが、過度に擬人化して感情移入しないほうがいいと思っている。

 テレビの動物番組を見ていると、最近は珍獣をペットとして飼う人も多い。それはそれでいいと思うが、もしこれを読んでいる人が心の癒しに、あるいは子どもの情操教育のために何か動物を飼いたいと思っているなら、私は猫を勧めたい。大事にしてあげれば(先天的な病気でも無ければ)十数年は生きるが、人がペットと付き合う時間としてはそれくらいが長過ぎも短過ぎもせずちょうどいい。短命でも別れが辛いが、オウムのように何十年も生きられるとこちらが先に逝ってしまうおそれがある。

 猫は犬のように人に忠実ではなく、気まぐれに擦り寄ってきたり逆に無視したりするが、私にはそれくらいの距離感が心地よい。仕事などで外出が多い人でも、猫はそこらに転がっている紙切れなどを使って上手にひとり遊びができるし、そもそも日中はほとんど寝ているので一匹でも寂しがることはまず無い(多頭飼いは相性が良くないと逆にストレスになる)。砂箱を用意してやればしつけなくてもトイレだと分かるし(これがいちばん助かる)、ドライフードと新鮮な水さえ十分に与えておけば一、二日くらい留守にしても大丈夫だ(家族の急病で病院にかけつけた間も留守番できたのでこれも助かった。なお、電動式の自動給餌器に依存するのは停電や故障など万一の事態を考えるとお勧めできない)。雑種でも短毛の子(DSH=ドメスティックショートヘア)ならブラッシングの手間もさほどかからない。

 特に猫の種類や血統にこだわらないなら、動物保護活動をしているNPOやグループで里親を探している猫を引き取ってあげてほしい。うまくいけばすでに避妊・去勢手術済みの子がもらえるから、すぐに飼える(雄猫は去勢していないと室内飼いが難しい場合がある)。わが家の2匹も野良猫出身だが、ニーくんのほうは家に来たときにすでに去勢手術がしてあった。おそらくそう遠くないところで野良猫を保護している人に一度救われたことがあるのだろう。野良猫だが最初から人を頼ってきた。こういう猫は特に、すぐに飼い猫になれる(猫の性格は個体差によるところが大きく、純血種か雑種かはたいして問題ではないようだ)。

 かつてこの界隈に住んでいた夏目漱石が文豪となるきっかけを作ったのも、その家に迷い込んだ一匹の猫だった。その猫の没後も漱石の家族はそれと似た猫を飼って大事にしたという。物書きを称する私は猫がいても漱石の足もとにも及ばないが、そのおかげで人生が何かしら潤っていることだけは確かだ。(おわり)


暖かい寝床はあるし、ご飯を用意してくれる召使いもいるし、まあまあ幸せです (=^・^=)
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