『財界』誌連載コラム 『英語で夢を見る楽しみ』 寄稿者のブログです。往年のベストセラー『英語屋さん―ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』と『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書)はKindle (Amazon)などの電子書籍でお読みいただけますので引き続きご愛読のほどお願い申し上げます。2008年7月から10年余りにわたって実務翻訳で見つけた訳語を「なるほど!訳語発見 ~英語翻訳の現場から」と題してこのブログに載せてまいりましたが、思うところがあり2018年8月に改題しました。
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2019年10月21日 (月) | 編集 |
手元の辞書を引くと、亡くなった人に勲章を与えるという意味で「追叙」(posthumous honor)という言葉が出てきます。これをGoogleに入れてみると、検索結果数は多いのですが、どちらかというと外国や過去に関する用例が多く、今日の日本語ではあまり使われていないようです。「没後叙勲」または「死後叙勲」のほうが一般には通じやすいと思います。

なお賞勲局のホームページで調べたところ、公式には「死亡叙勲」と呼ばれています。死亡時に叙勲申請するためでしょうが、日常語としてはほとんど見かけず、自分で使うにはちょっと違和感があります。

(画像リンク先はAmazon ※画像は本文とは関係ありません)
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2019年10月11日 (金) | 編集 |
ビジネス誌『財界』2019年10月22日号掲載の拙コラム「英語で夢を見る楽しみ」(当ブログにおける略称:英夢見楽)連載第439回はCommendation (表彰)と題して、動物病院から最近、長寿猫の飼い主として表彰状をいただいた個人的な体験談も交えながら、表彰や叙勲についてあれこれ思うところを書きました。

過去に掲載されたコラムのうち特に残しておきたいものを精選、収録した単行本『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)が出ておりますので、合わせてお読みいただけると幸いです(入手方法など詳しくは上の書名をクリックするとご覧いただけます)。
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2019年10月07日 (月) | 編集 |
日本各地の都市にある「大通(り)」の英訳は、その実態を考えた上で選択しましょう。和英辞典で「大通(り)」を引くとたいていは main street (メインストリート)と出ていますが、これはあくまで「目抜き通り」という意味の普通名詞であって、地名(固有名詞)の英訳には必ずしも適しません。

北海道で生まれた私の場合、大通りと聞いて真っ先に思い出すのは札幌市の中心部を東西に走っているあの「大通」です。その昔、開拓時代には文字通りメインストリートとして計画されたものかもしれませんが、その後長い間、火除地や練兵場(戦時中は畑)などに使われていたそうです。今日この場所は「大通公園」の名で、市民・道民の憩いの場として、また雪まつりなどのイベント会場にも使われる観光名所として全国的に知られています。この公園の両側には道路も走っていますが、メインストリートと呼ぶには程遠いもので、したがってその英訳も、Odori Park または Odori Avenue Park が使われています。

一方、横浜市の「日本大通り」の英訳は Nihon Odori Street がよく使われているようです。横浜方面に土地勘の無い私はよく分かりませんが、画像検索で出てくる写真を見ると街路樹が並ぶ広い通りで、それなら street でなく avenue と呼んでも良さそうに思いますが、検索結果は street が多数派でした。いずれにせよ、固有名詞である以上はその訳語も大勢に従うべきでしょう。

(画像は大通公園のジグソーパズル。リンク先はAmazon)
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2019年09月26日 (木) | 編集 |
ビジネス誌『財界』2019年10月8日号掲載の拙コラム「英語で夢を見る楽しみ」(当ブログにおける略称:英夢見楽)連載第438回はGuideboard (案内板)と題して、東京オリンピックを1年後に控え外国からの観光客が増加傾向にあるこの国で、外国人にも分かりやすい案内表示のあり方について考察しています。

なお、9月10日号掲載の第436回 Tear gas (催涙ガス)、9月24日号掲載の第437回 Go viral (バズる)を筆者のホームページ(コラム「英夢見楽」バックナンバー)に転載しました。

過去に掲載されたコラムのうち特に残しておきたいものを精選、収録した単行本『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)が出ておりますので、合わせてお読みいただけると幸いです(入手方法など詳しくは上の書名をクリックするとご覧いただけます)。
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2019年09月02日 (月) | 編集 |
辞書でよく見かけるprotesterの訳語は「抗議者」「抗議する人」ですが、この言葉は街頭に繰り出して抗議運動を繰り広げる人々を指してよく複数形(protesters)で使われており、その場合は日本語では普通「[抗議]デモ参加者」とか「デモ隊」と言います。Googleで検索してみると、報道記事ではprotestersのほうがdemonstratorsよりも頻繁に使われていることが分かります(たぶん後者より短いので見出しなどに使いやすいからでしょう)。

(例) pro-democracy protesters (民主主義支持デモ参加者)
    anti-government protesters (反政府デモ参加者、反政府デモ隊)
    Hong Kong police were seen beating protesters
    (香港警察がデモ参加者を殴打しているのが目撃された)



映像出所: Guardian News― 2019/08/31 公開 @YouTube
※過激な暴力場面がありますので視聴の際はご注意ください。

(画像リンク先はAmazon ※本文とは直接関係ありません)
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